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The BMJ

Oral contraceptives with progestogens desogestrel or levonorgestrel and risk of intracranial meningioma: national case-control study

⻩体ホルモン剤デソゲストレルまたはレボノルゲストレルを含む経⼝避妊薬と頭蓋内髄膜腫のリスク:全国症例対照研究

 デソゲストレル、レボノルゲストレル、またはレボノルゲストレルとエストロゲンを併⽤した経⼝避妊薬と頭蓋内髄膜腫のリスクを評価した研究では、301⼈の⼥性を対象に検討が⾏われた。デソゲストレル75μgの⻑期使⽤(5年以上)で頭蓋内髄膜腫リスクがわずかに増加し、オッズ⽐は5〜7年で1.51、7年以上で2.09であった。特に過去に⻩体ホルモンを使⽤したことがある⼥性ではリスクが⾼かった。⼀⽅、レボノルゲストレル単独またはエストロゲンとの併⽤では、使⽤期間にかかわらずリスクの増加は⾒られなかった。頭蓋内髄膜腫の⼿術を必要とするケースでは、デソゲストレルの使⽤で危害を加えるのに必要な推定⼈数は67,300⼈とされた。

BMJ. 2025 Jun 11:389:e083981. DOI: 10.1136/bmj-2024-083981

Editorial
プロゲストーゲンと髄膜腫
レボノルゲストレルとデソゲストレルに関する新たなエビデンス

 プロゲストーゲンは髄膜腫のリスク因子であり、フランスの医療データベースを用いた研究で、デソゲストレルは短期使用で低リスク(オッズ比1.02)、長期使用(5年以上)でやや高いリスク(オッズ比1.70)が確認されたが、レボノルゲストレルには関連がなかった。デソゲストレル関連髄膜腫は治療中止後1年でリスクが消失し、腫瘍の自然退縮が期待できるため、手術前に保存的治療を検討すべきである。髄膜腫患者には詳細な婦人科歴の聴取が重要で、特に前頭蓋底や中頭蓋底の腫瘍に注意が必要。レボノルゲストレル含有IUD(子宮内避妊器具)の使用継続は新たな研究の道を開くが、代替避妊法の検討が推奨される。デソゲストレルの使用適応変更は不要だが、髄膜腫や乳がんの既往がある場合は避けるべきである。

BMJ. 2025 Jun 11:389:r1095. DOI: 10.1136/bmj.r1095
〔この記事はAIを使用して作成しています〕

 
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