Teclistamab plus Daratumumab in Relapsed or Refractory Multiple Myeloma

再発または難治性多発性骨髄腫におけるテクリスタマブとダラツムマブの併用療法

　テクリスタマブは、前治療歴の多い再発または難治性多発性骨髄腫患者に有効であり、ダラツムマブは生存期間を延長する。この第Ⅲ相試験では、テクリスタマブ-ダラツムマブ併用群と、ダラツムマブとデキサメタゾン併用群（DPdまたはDVd群）を比較した。
　テクリスタマブ-ダラツムマブ群は、無増悪生存期間の中央値が34.5ヵ月で、DPdまたはDVd群より有意に長く、3年間の無増悪生存率も高かった。完全奏効率や全奏効率も高く、一部の有害事象発生率はDPdまたはDVd群と比較して高かったが、効果は優れていた。この結果はジョンソン・エンド・ジョンソン社からの資金提供による（NCT05083169）。

N Engl J Med. 2025 Dec 9.　DOI: 10.1056/NEJMoa2514663
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