Fixed-Duration versus Continuous Treatment for Chronic Lymphocytic Leukemia

慢性リンパ性白血病に対する固定期間治療と継続治療

　慢性リンパ性白血病（CLL）の治療には、ブリュートン型チロシンキナーゼ阻害剤の継続投与と、ベネトクラクスとCD20抗体またはブリュートン型チロシンキナーゼ阻害剤を組み合わせた一定期間のレジメンという2つの主要なアプローチがある。未治療のCLL患者を対象とした第Ⅲ相ランダム化試験では、患者をイブルチニブの持続投与群、ベネトクラクス-オビヌツズマブ群、ベネトクラクス-イブルチニブ群に分けた。
　結果として、これらの治療は、治験責任医師評価による無増悪生存期間について、イブルチニブ継続投与と非劣性であった。治療終了後に微小残存病変が検出されなかった割合は、ベネトクラクス-オビヌツズマブ群で73.3％、ベネトクラクス-イブルチニブ群で47.2％、イブルチニブ群で0％であった。3年全生存率は、それぞれ91.5％、96.0％、95.7％であった。この研究はケルン大学ほかの資金提供を受けて行われた。

N Engl J Med. 2025 Dec 6.　DOI: 10.1056/NEJMoa2515458
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