予定外の腹部外科手術を受ける患者は手術部位感染（SSI）のリスクが高い。切開陰圧創傷治療（iNPWT）がSSI率を低下させるかどうかを評価するため、英国とオーストラリアで緊急開腹手術を受けた患者を調査した。
　患者はiNPWT群（n=394）と外科医が選んだドレッシング群（n=394）にランダムに割り付けられた。SSI発症率は、iNPWT群で28.4％、外科医選択群で27.4％とほぼ同等であった。他の副次的転帰も大半で有意差は見られず、iNPWTは他のドレッシングよりSSIを予防しなかった。

JAMA. 2025 Mar 11;333(10):853-863.　DOI: 10.1001/jama.2024.24764
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