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JAMA
Effects of Sodium Glucose Cotransporter 2 Inhibitors by Diabetes Status and Level of Albuminuria:A Meta-Analysis
ナトリウムグルコースコトランスポーター2阻害薬の糖尿病状態とアルブミン尿量による効果:メタアナリシス
慢性腎臓病患者に対するSGLT2阻害薬の効果は、糖尿病の有無や尿中アルブミン/クレアチニン比(UACR)によって異なる推奨がされている。8件のランダム化臨床試験をメタ解析し、58,816例の参加者を対象にSGLT2阻害薬の効果を評価した。
その結果、SGLT2阻害薬は腎臓病の進行や急性腎障害の発生、および入院や死亡率を抑えることが確認された。UACRが200mg/g以上の場合、特に腎臓病進行に対する絶対的ベネフィットが大きく、UACRが200mg/g未満でも入院に関する明らかなベネフィットが認められた。従って、SGLT2阻害薬は糖尿病の有無にかかわらず、腎臓や入院、死亡のアウトカム全般において明らかな絶対的ベネフィットを示した。
JAMA. 2025 Nov 7:e2520835. DOI: 10.1001/jama.2025.20835
Editorial
臨床現場でSGLT2阻害薬をより広く採用する時期が来ているのだろうか?
SGLT2阻害薬は、CKD進行をeGFR、UACR、糖尿病の有無に関わらず低減(HR 0.62)させる。eGFR<20やUACR<200でも効果が一貫している。絶対利益はUACR≥200で大きい(NNT 16-25 vs <200で120-358)。心不全入院も全群で減少し、特に低アルブミン尿で顕著である。不良事象(ケトアシドーシス等)は稀で利益が上回る。ガイドライン拡大の可能性はあるが、費用対効果が課題である。ジェネリック登場もあり、再評価が必要である。現在、適応内でも利用率が11.9%(メディケア7.3%)と低く、中止率も23-37%ある。高リスク者への利用促進が優先される。
JAMA. 2025 Nov 7. DOI: 10.1001/jama.2025.21336
〔この記事はAIを使用して作成しています〕




