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The NEJM
Nonoperative Management of Mismatch Repair–Deficient Tumors
ミスマッチ修復⽋損腫瘍の⾮⼿術的管理
ミスマッチ修復⽋損(dMMR)の局所進⾏直腸がん患者において、ネオアジュバント‧チェックポイント阻害療法が⼿術の必要性を⼤幅に軽減した。われわれは、治癒を⽬的とした⼿術が可能なdMMR固形がん患者に対し、PD-1阻害剤であるドスタルリマブの6カ⽉間のネオアジュバント投与を⾏う第Ⅱ相試験を実施した。主要な解析では、局所進⾏直腸癌のコホート1で、治療完了した49⼈全てが臨床的完全奏効を⽰し、37例が持続的な臨床的完全奏効を維持した。全体では103⼈中84⼈が臨床的完全奏効を⽰し、2年後の無再発⽣存率は92%であった。⼤部分の患者は軽度の有害事象に留まり、PD-1遮断療法は多くの患者で臓器温存を可能にした。
N Engl J Med. 2025 Apr 27. DOI: 10.1056/NEJMoa2404512
Editorial
dMMR腫瘍の非手術的治療 — 患者中心のアプローチ
ミスマッチ修復機構欠損(dMMR)転移性固形がん患者の治療において、チェックポイント阻害薬は劇的な変化をもたらし、顕著な、そしてさらに重要なことに、持続的な奏効を特徴としている。術前療法として、プログラム細胞死1(PD-1)阻害薬単独、または細胞傷害性Tリンパ球関連抗原4阻害薬との併用療法は、大腸がん患者において前例のない成果をもたらした。最近実施されたNICHE-2(早期大腸がんにおける術前免疫チェックポイント阻害薬と新規免疫腫瘍学併用療法)試験では、1か月間デュアルチェックポイント阻害薬による治療を受けたdMMR大腸がん患者の多くで、主要な病理学的奏効が認められた。
N Engl J Med. 2025 Jun 19;392(23):2380-2382. DOI: 10.1056/NEJMe2505773
〔この記事はAIを使用して作成しています〕