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JAMA
2025/03/10
Simvastatin and Rifaximin in Decompensated Cirrhosis:A Randomized Clinical Trial
肝硬変におけるシンバスタチンとリファキシミン:ランダム化臨床試験
肝硬変の重篤な合併症予防の有用な治療法は現在ないが、シンバスタチンとリファキシミンが有益な効果を示している。2019年から2022年にかけて、欧州の14病院で非代償性肝硬変患者を対象に、シンバスタチンとリファキシミンの効果を調べる二重盲検試験が行われた。患者は2つの群にランダムに分けられ、1年間治療またはプラセボを受けた。
試験の結果、主要および副次評価項目において、治療群とプラセボ群の間に有意差は見られず、治療群での横紋筋融解症の発症が3例あった。標準治療にこれらの薬剤を追加しても、非代償性肝硬変患者の転帰に改善はみられなかった。試験番号はNCT03780673である。
JAMA. 2025 Feb 5:e2427441. DOI: 10.1001/jama.2024.27441
# 消化器内科
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