長時間作用型抗レトロウイルス薬は、HIV曝露前予防療法（PrEP）の障壁であるスティグマやアドヒアランスに対処可能である。この第Ⅰ相試験では、HIVに感染していない18～55歳を対象に、レナカパビル遊離酸製剤2種類を用いて薬物動態、安全性、忍容性を評価した。
　年2回の皮下投与試験と比較し、年1回の筋肉内投与では血漿中濃度が高く、いずれの製剤も安全で忍容性は良好であった。特に注射部位の疼痛は軽度で、1週間以内に消失した。このデータは、1年に1回の投与でのHIV予防の可能性を示している。

Lancet. 2025 Apr 5;405(10485):1147-1154.　DOI: 10.1016/S0140-6736(25)00405-2
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