ホームレス状態に関する主要な調査は、不正確な違法薬物使用の有病率を導きかねない。18歳以上でホームレスの定義を満たす者を対象に、生涯および過去6ヵ月の違法薬物使用を調査した。
3865人中3042人（79％）が参加し、平均年齢は46.1歳、67.3％がシスジェンダー男性であった。65.3％が生涯で違法薬物を常用し、41.6％がホームレスになる前に開始した。過去6ヵ月で37.1％が薬物を常用し、6.7％のみが治療中であった。参加者の19.6％が非致死的過剰摂取を経験し、24.9％が現在ナロキソンを所持。カリフォルニア州でのホームレス経験者は薬物使用や過剰摂取が多く、治療へのアクセス改善が求められる。 

JAMA. 2025 Feb 19:e2427922.　DOI: 10.1001/jama.2024.27922