Nivolumab for Resected Stage III or IV Melanoma at 9 Years

切除されたⅢ期またはⅣ期の黒色腫に対するニボルマブ投与9年後

　CheckMate 238試験では、切除されたステージⅢB-CまたはⅣの悪性黒色腫患者において、ニボルマブ治療群はイピリムマブ治療群より無再発生存期間が長かった。患者はニボルマブまたはイピリムマブを最長1年間、もしくは疾患の再発や許容できない毒性作用が現れるまで受け、主要エンドポイントは無再発生存期間とした。
　約9年間の追跡調査で、無再発生存期間の中央値はニボルマブで61.1ヵ月、イピリムマブで24.2ヵ月、無遠隔転移生存期間の中央値はニボルマブで9年以上、イピリムマブで83.8ヵ月と判明した。全生存期間は両試験群とも9年以上で、ニボルマブ群では9年生存率69％、イピリムマブ群で65％であった。これらの結果は、ニボルマブがイピリムマブよりも良好な治療効果を示したことを支持している。

N Engl J Med. 2025 Oct 18.　DOI: 10.1056/NEJMoa2504966
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