早期または局所進行トリプルネガティブ乳がんに対するネオアジュバント戦略には、アントラサイクリン、シクロホスファミド、タキサン、プラチナを含む4剤併用化学療法が推奨される。PD-1/PD-L1経路の遮断が化学療法の効果を高める可能性があり、カムレリズマブ＋化学療法とプラセボ＋化学療法の効果と安全性が比較された。
　カムレリズマブ群は病理学的完全奏効率が56.8％と高く、プラセボ群よりも有意に改善したが、有害事象はカムレリズマブ群で多く発現した。この研究はカムレリズマブの追加が病理学的完全奏功を改善することを示した（NCT04613674）。

JAMA. 2025 Feb 25;333(8):673-681.　DOI: 10.1001/jama.2024.23560
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