乳がん診断後の女性に対するマンモグラフィ監視の頻度は世界各地で異なる。
　本試験"Mammo-50"は、50歳以上で乳がんの再発がない女性を対象に、年1回のマンモグラフィとそれより頻度が少ないマンモグラフィ（温存手術後は2年毎、乳房切除術後は3年毎）の効果を比較するものであった。試験は英国の病院で行われ、約5,000人の女性が参加し6年間追跡した。主要アウトカムは乳がん特異的生存期間で、副次的アウトカムには無再発間隔と全生存期間が含まれた。
　結果、頻度が少ないマンモグラフィの群は、年1回の群に対して乳がん特異的生存期間などで非劣性が確認された。この結果は、この集団においてマンモグラフィの頻度を減少させる選択肢を考慮するうえで有用である。

Lancet. 2025 Feb 1;405(10476):396-407.　DOI: 10.1016/S0140-6736(24)02715-6
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