Ianalumab plus Eltrombopag in Immune Thrombocytopenia

免疫性血小板減少症におけるイアナルマブとエルトロンボパグの併用療法

　免疫性血小板減少症（ITP）の第Ⅲ相試験では、B細胞を標的とするモノクローナル抗体イアナルマブが短期間の二次治療として評価された。患者をイアナルマブ9mg群、3mg群、プラセボ群に分け、エルトロンボパグも併用した。主要エンドポイントは治療失敗の回避で、血小板数や新たな治療の必要性で判定した。
　12ヵ月後の治療失敗のない確率は、9mg群で54%、3mg群で51%、プラセボ群で30%であった。6ヵ月時点での安定した反応は、9mg群でプラセボ群を上回った（62%対39%）。重篤な有害事象の頻度は、9mg群16%、3mg群6%、プラセボ群4%であった。イアナルマブとエルトロンボパグの併用は、プラセボとの併用より治療失敗までの期間が長かった。

N Engl J Med. 2025 Dec 9.　DOI: 10.1056/NEJMoa2515168
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