片側のアルドステロン産生副腎腺腫（APA）は全体の高血圧症例の約5％を治癒可能とする原因である。従来の副腎静脈サンプリングや副腎摘出術は侵襲的で患者にとって負担が大きいのに対し、超音波ガイド下経胃的ラジオ波焼灼術（EUS-RFA）は、低侵襲な治療法として左副腎のAPAに有効とされている。
　研究では、18歳以上の患者を対象にEUS-RFAの安全性を確認し、副腎や隣接臓器を傷つけずにAPAを効果的に標的できるかが評価された。44人のスクリーニング後、28人が参加し、35回のアブレーションが実施された。結果的に、EUS-RFAは重大な合併症を伴わず、安全に行えることが確認され、参加者の多くが生化学的および臨床的に改善を示した。EUS-RFAは、左側APAの治療で安全な選択肢となり得ることを示し、さらなる研究の基盤となった。 

Lancet. 2025 Feb 22;405(10479):637-647.　DOI: 10.1016/S0140-6736(24)02755-7
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