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The NEJM
Tirzepatide as Compared with Semaglutide for the Treatment of Obesity
肥満治療におけるセマグルチドとの比較におけるチルゼパチド
チルゼパチドとセマグルチドの肥満治療効果を比較する第Ⅲb相試験では、2型糖尿病のない肥満成人を対象に、チルゼパチド(10mgまたは15mg)またはセマグルチド(1.7mgまたは2.4mg)を週1回投与し、72週間観察した。結果、チルゼパチドは体重減少率(-20.2% vs -13.7%)とウエスト周囲径減少(-18.4cm vs -13.0cm)でセマグルチドを有意に上回った(P<0.001)。チルゼパチド群は10~25%以上の体重減少を達成する割合も高かった。両薬の主な副作用は軽~中度の消化器症状で、用量漸増時に多く発生した。チルゼパチドは肥満治療で優れた効果を示した。
N Engl J Med. 2025 May 11. DOI: 10.1056/NEJMoa2416394
Editorial
肥満治療におけるセマグルチドとチルゼパチド
本誌本号で、Aronneらは、現在肥満治療薬として承認されている2種類の薬剤、チルゼパチドとセマグルチドを比較した試験の結果を報告している。この2種類の薬剤は、ベースラインから10%以上の体重減少を一貫して達成する。この試験結果は、肥満治療に携わる医師にとって指針となるであろう。この比較試験は、単一の試験で減量薬を直接比較した例がほとんどないため、注目に値する。さらに、最高用量のみを試験した臨床試験とは対照的に、この試験では各薬剤に2種類の最大耐量オプションが用いられており、これはこれらの薬剤がしばしば…
N Engl J Med. 2025 Jul 3;393(1):84-85. DOI: 10.1056/NEJMe2507452
〔この記事はAIを使用して作成しています〕