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The NEJM
2025/05/01
Enhanced CAR T-Cell Therapy for Lymphoma after Previous Failure
リンパ腫に対する強化CAR-T細胞療法
CD19を標的とするCAR-T細胞はB細胞がん治療に変⾰をもたらしたものの、多くの患者が⻑期寛解に⾄らない問題を受け、われわれは抗腫瘍活性を強化するためにインターロイキン-18を分泌する新たなCAR-T細胞(huCART19-IL18)を開発した。本研究は、過去の抗CD19 CAR-T治療で再発または難治のリンパ腫患者を対象に、その安全性、有効性を評価した。21名の患者に投与され、サイトカイン放出症候群は62%、免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群は14%で発現したが、予期せぬ有害事象は見られなかった。投与3ヵ⽉後、81%が完全または部分奏効、52%が完全奏効を⽰した。huCART19-IL18は他のCAR-T治療と同様の安全性を持ち、以前無効だった患者での有効性を⽰した。
N Engl J Med. 2025 May 8;392(18):1824-1835. DOI: 10.1056/NEJMoa2408771
# がん
# CAR-T細胞療法