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JAMA
2025/03/18
Inhaled Sedation in Acute Respiratory Distress Syndrome:The SESAR Randomized Clinical Trial
急性呼吸窮迫症候群における吸入鎮静法:SESARランダム化臨床試験
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の成人機械的人工呼吸患者における鎮静法として、プロポフォールの静 脈内投与と吸入セボフルランの有効性と安全性を比較する研究がフランスの37施設で行われた。687例の成人患者がランダムにセボフルラン群(346例)とプロポフォール群(341例)に分けられた。
28日目までの無換気日数はセボフルラン群で少なく、90日生存率も低かった(47.1% vs 55.7%)。セボフルランは7日死亡率の上昇と集中治療室無入室日数の減少も示した。結果として、セボフルランはプロポフォールに比べ、28日目の人工呼吸器無使用日数が少なく、90日生存率が低かったことが示された。
JAMA. 2025 Mar 18:e253169. DOI: 10.1001/jama.2025.3169
# 呼吸器内科
# 急性呼吸窮迫症候群