高流量経鼻酸素（HFNO）と非侵襲的人工換気（NIV）は急性呼吸不全（ARF）の患者によく使われる療法である。本研究は、それらの療法の効果を比較する非劣性試験で、2019年から2023年にブラジルの病院で行われた。
　対象は、低酸素血症を伴う非免疫および免疫不全、呼吸性アシドーシスを伴うCOPD増悪、急性心原性肺水腫（ACPE）、および低酸素血症COVID-19の5つのARF群に分類された患者である。主要評価項目は、7日以内の気管内挿管または死亡で、HFNOとNIVの効果は全体としてほぼ同等であった。ただし、免疫不全群ではHFNOの方が劣り、非劣性の基準を一部の群で満たさなかったため、特にCOPDや免疫不全、ACPE患者についてはさらなる試験が必要とされた。

JAMA. 2025 Mar 11;333(10):875-890.　DOI: 10.1001/jama.2024.26244
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