原発性アルドステロン症（PA）は一側性アルドステロン産生副腎腺腫（APA）が原因の場合、外科的に治癒可能で、副腎静脈サンプリング（AVS）が手術の指針として必要だが侵襲的である。本研究は、[¹¹C]メトミデート（[¹¹C]MTO）PET-CTの診断精度がAVSに優れるか非劣性か、また[¹⁸F]CETOと互換性があるかを評価した。169人のPA患者に[¹¹C]MTOとAVSを実施し、最後の31人に[¹⁸F]CETOを追加。手術後6か月と24か月の生化学的・臨床的成功を国際基準で測定した。
　結果、[¹¹C]MTOは89人（52.7%）、AVSは78人（46.2%）で一側性PAを予測し、100人が副腎摘出術を受けた。生化学的成功の予測精度は[¹¹C]MTOが71.3%、AVSが62.8%で、[¹¹C]MTOはAVSに非劣性と判定。[¹⁸F]CETOと[¹¹C]MTOは高い一致率（κ=0.85）を示した。

Ann Intern Med. 2025 Mar 4.　DOI: 10.7326/ANNALS-24-00761
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