急性虚血性脳卒中に対する血管内血栓除去術（EVT）後の動脈内テネクテプラーゼの有効性を評価する試験が、中国の34病院で行われた。EVT後にニアコンプリート～コンプリート再灌流を達成した患者540例を対象にし、テネクテプラーゼ投与群（269例）と非投与群（271例）にランダムに割り付けた。
　90日後の障害からの解放（modified Rankin Scaleスコア0または1）率は、テネクテプラーゼ群で49.1％、対照群で44.1％であったが、有意差はなかった（P = 0.11）。また、死亡率や症候性頭蓋内出血率にも有意な差は見られなかった。したがって、EVT後における動脈内テネクテプラーゼの追加投与は、90日後の障害からの解放に有意な影響を及ぼさなかった。

JAMA. 2025 Feb 18;333(7):579-588.　DOI: 10.1001/jama.2024.23466
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