Sevabertinib in Advanced HER2-Mutant Non–Small-Cell Lung Cancer

進行HER2変異非小細胞肺がんにおけるセバベルチニブ

　セバベルチニブは、非小細胞肺がん（NSCLC）のHER2変異型患者を対象にした試験で、局所進行または転移性の患者に抗腫瘍活性を示した。試験は3つの異なるコホート（D、E、F）で実施され、主要エンドポイントは客観的奏効であった。コホートDでは64％、Eでは38％、Fでは71％の患者が奏効を示した。コホートごとの奏効期間中央値はそれぞれ9.2ヵ月、8.5ヵ月、11.0ヵ月であった。グレード3以上の薬剤関連有害事象は31％の患者に見られ、最も多かった有害事象は下痢で、5～23％の患者にグレード3以上の下痢が認められた。試験はバイエル社が資金提供している。

N Engl J Med. 2025 Oct 17.　DOI: 10.1056/NEJMoa2511065
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