WHOはC型肝炎の治療として、3種類の抗ウイルス薬を組み合わせた8〜12週間の治療を推奨している。本研究では、ソホスブビル-ダクラタスビルとソホスブビル-ベルパタスビルの効果を⽐較し、新たな治療戦略を探った。成⼈624名（遺伝⼦型6：47％、他の型：53％）がランダムに4つの治療戦略に割り振られた。その結果、主要アウトカムのSVR （Sustained Virological Response）は、ソホスブビル-ダクラタスビル群で97％、ソホスブビル-ベルパタスビル群で95％であった。重篤な有害事象は両群でまれだったが、4週間の抗ウイルス薬＋インターフェロン群で副作⽤が多く⾒られた。これらの結果から、新たな戦略が⾼い有効性を⽰し、治療が届きにくい集団に役⽴つ可能性がある。

Lancet. 2025 May 7:S0140-6736(25)00097-2.　DOI: 10.1016/S0140-6736(25)00097-2
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