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The BMJ
Right C7 neurotomy at the intervertebral foramen plus intensive speech and language therapy versus intensive speech and language therapy alone for chronic post-stroke aphasia: multicentre, randomised controlled trial
脳卒中後慢性失語症に対する椎間孔右C7神経切断術+集中的⾔語療法と集中的⾔語療法単独との⽐較:多施設共同ランダム化⽐較試験
脳卒中後の慢性失語症患者に対する第7頸神経(C7)の右神経切断術と集中的な⾔語療法(SLT)の効果を評価した。1086⼈中322⼈が診断を受け、50⼈をランダムに治療群に割り付けた。1ヵ⽉後、BNTスコアは神経切断+SLT群で11.16点向上し、対照群を⼤幅に上回った(差8.51点、P<0.001)。6ヵ⽉後もこの差は維持され、失語症指数も有意に改善した。神経切断+SLT治療群は対照群よりも⽇常⽣活の質や抑うつ状態も改善し、重篤な有害事象は報告されなかった。研究はChiCTR2200057180に登録されている。
BMJ. 2025 Jun 25:389:e083605. DOI: 10.1136/bmj-2024-083605
Editorial
脳卒中後失語症に対する頸部神経切断術
脳卒中回復の黄金期後に見られる機能改善
脳卒中後の回復は初期3~6ヶ月で停滞し、失語症患者は治療選択肢が限られる。Fengらの試験は、右第七頸神経(C7)神経切断術と集中的言語療法(SLT)の併用を検討したものである。左半球脳卒中で慢性失語症(1年以上)と右腕痙性を有する50人を対象に、C7神経切断術+SLT群とSLTのみ群を比較した。主要評価項目(ボストン命名テスト)および言語機能、生活の質、うつ症状でC7群が有意な改善を示した。慢性期の回復可能性を示すが、C7神経切断術は急性期では優先されず、筋力低下等のリスクがある。厳格な選択基準により結果の一般化には限界があり、さらなる研究が必要である。慢性脳卒中ケアの政策見直しや新たな治療法の可能性を示唆している。
BMJ. 2025 Jun 25:389:r1232. DOI: 10.1136/bmj.r1232
〔この記事はAIを使用して作成しています〕