トリプルネガティブ乳がんは特に非ヒスパニック系黒人女性や若年患者に多く、進行リスクが高いとされている。以前は手術後の化学療法が主な治療法であったが、免疫療法の追加効果は不明であった。
　そこで、再発リスクの高い患者を対象とした国際試験が実施され、330施設でアテゾリズマブの免疫療法を化学療法に追加する効果を検証した。しかし、追跡期間中央値32ヵ月での解析では、アテゾリズマブ追加で浸襲性無病生存率に改善は見られず、結果として免疫療法の追加による利益は得られなかった。また、副作用の増加も見られた。

JAMA. 2025 Jan 30:e2426886.　DOI: 10.1001/jama.2024.26886
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