最新論文
The Lancet
Aspirin versus clopidogrel for chronic maintenance monotherapy after percutaneous coronary intervention: 10-year follow-up of the HOST-EXAM trial
経皮的冠動脈インターベンション後の慢性維持療法におけるアスピリンとクロピドグレルの比較:HOST-EXAM試験の10年間追跡調査
経皮的冠動脈インターベンション(PCI)後のクロピドグレル単剤療法とアスピリン単剤療法の長期臨床成績は明らかでない。本研究ではHOST-EXAM試験の10年追跡により両者を比較した。PCI後6~18か月間、二重抗血小板療法で無イベントの患者をクロピドグレル75mg/日またはアスピリン100mg/日にランダムに割り付けた。主要評価項目は死亡、非致死的心筋梗塞、脳卒中、急性冠症候群による再入院、重篤出血の複合であった。
その結果、5438例を解析し、中央値10.5年追跡。主要評価項目はクロピドグレル群で低率(25.4% vs 28.5%、HR 0.86)。血栓・出血イベントも低下したが総死亡は同等であった。PCI後長期ではクロピドグレル単剤はアスピリンより有利で、維持療法の選択肢となり得る。
Lancet. 2026 Mar 29:S0140-6736(26)00422-8. DOI: 10.1016/S0140-6736(26)00422-8
Comment
経皮的冠動脈インターベンション後のアスピリン療法を超えて:HOST-EXAM試験の10年追跡結果
アスピリンは、冠動脈疾患の二次予防の基盤とみなされている。しかし、アスピリンを支持するエビデンスの多くは、現代の薬物療法やインターベンション療法が登場する以前に得られたものである。その結果、特にP2Y12受容体拮抗薬とアスピリンを抗血小板単剤療法として比較したエビデンスが蓄積していることを踏まえると、アスピリンの優位性に対する疑問がますます強まっている。クロピドグレルはアデノシン二リン酸(ADP)血小板受容体に結合することで、胃粘膜に対するプロスタグランジンの保護作用を妨げることなく、アスピリンよりも広範な血小板抑制作用を発揮する。1996年、CAPRIE試験は、脳卒中、心筋梗塞、または末梢動脈疾患の既往歴を有する患者において、アスピリンと比較してクロピドグレルが虚血性イベントを減少させることを初めて示した。それにもかかわらず、CAPRIE試験は臨床現場での治療方針の転換にはつながらなかった。その主な理由は、当時クロピドグレルのコストが高かったためである。
Lancet. 2026 Mar 29:S0140-6736(26)00562-3. DOI: 10.1016/S0140-6736(26)00562-3
〔この記事はAIを使用して作成しています〕




