アルドステロンの調節異常が⾼⾎圧の原因であるとされ、ロルンドロスタットはその合成を阻害する薬である。本研究は、多施設共同⼆重盲検ランダム化プラセボ対照試験として⾏われ、複数の降圧薬を服⽤しているが、⾎圧が⾼い患者を対象にした。285⼈の参加者が3群（安定⽤量群、⽤量調節群、プラセボ群）に分けられ、ロルンドロスタットの⾎圧への効果を検証した。
　12週後の24時間平均収縮期⾎圧の変化は、ロルンドロスタット群でプラセボよりも⼤きく減少し、⽤量によって異なる結果となった。カリウム値の上昇も⼀部で⾒られたが、全体としてロルンドロスタットは治療抵抗性⾼⾎圧に有効であった。この研究はMineralys Therapeutics社の資⾦提供を受けて⾏われた（NCT05769608）。

N Engl J Med. 2025 Apr 23.　DOI: 10.1056/NEJMoa2501440
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